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「ウーバー・イーツの世界①」配達の担い手を「シェア」するサービス”ナニソレ序段

シェアリングエコノミー(共有する経済圏)が注目をお集めています。今回はその中でも今話題のサービス「Uber eats(ウーバーイーツ)」について、寄稿者の体験談を中心に連載でご紹介します。

今回、寄稿をお願いしたのは、介護業界のパラキャリ先駆者、さがんさんです。

誰もがバーテンダーになることができる、レンタルスペース/日替わりマスター制度のBarを運営されていたり、ただただかっこ良いとしか言いようがありません。

寄稿者 さがん よしふみさん

さがんさん

プロフィール

Life is Art.を旗印に「高齢者というメディア」を嗜む。バーテンダー、ライター、介護畑の運営サポート等、3足以上のわらじを履く。

日本最古?日替りマスター制度の【COMMON BAR SINGLES】と自転車タクシー✖️レンタルスペース【京橋ベース・サンリンズ 】を運営中。

COMMON BAR SINGLES HP

京橋ベース・サンリンズ

京橋ベース・サンリンズHP

【シェアリングエコノミー】とは?

あなたは忙しくて、誰かに助けてほしい時に、「猫の手も借りたい」と言ったりしたことはないだろうか?

昨今、耳にしたこともあるだろう【シェアリング・エコノミー】というなんだか難しそうな横文字は、例えば、猫の手ではなくとも、『困ったなぁ、○○があればいいのにな・・・』をスマートフォンやらi-padやらにて、アプリやウェブサービスを活用し、○○を用立てる・・・そういう経済活動全般を指す。

 

例えば、「もうこの服着ないなぁ。捨てるのもったいない、でも、置いておくとモノが片付かないよ、誰か買って(もらって)くれないかな」という気持ちを幾ばくかのお金に換えたり、または、モノを捨てる罪悪感をぬぐってくれるのがCMもたくさん出している【メルカリ】であったり、【ジモティ】であったりするように。

そういう事情をみると、なんだかとても世の中が変わっていってしまったような・・・そんな気持ちになるのだけど、よく考えてみれば、かつては兄弟姉妹の「御下がり」を着なさいだとか親戚のだれだれちゃんが使っていた浴衣もらってきたよ、、それらと本質はさほど変わらないのだ。

かつてムラだとか家族単位で構成されていた世の中が(結果として)個人単位で再構成されていくこと、そして、個人単位での繋がりを強く必要としたことに端を発したサービス群なのであり、力点を置かれるべきなのは、ただ、必要なものを探してゲットするということや単なる廃品回収ではなく、

  1. 不要であるor今は使ってない/空いているという人と、今わたし必要だよーという人を浮き彫りにし(凸凹を見える化する)
  2. スマートフォン、アプリ等、個人と個人を繋ぐアイテムやサービスの存在により繋ぎ合わせ(スピード感と一定の安心感の担保) 
  3. 社会全体からは無駄を省き、やりとりの双方にメリットをもたらす(繰り返し活用するリサイクルや、いやもっと…な質向上を狙うアップサイクルの概念)

こうしたマッチングの妙を創出して、メリットの総量を増やそうとするビジネスアイデアや活動のことを【シェアリング・エコノミー】と呼ぶのだ。

 

こうしたムーブメントの結果、洋服を買うという当たり前の行動すら、見直す人達すら出てきているし(流行の衣類を貸し出すサービスがあるから)、家を持たないサラリーマン(シェアできる家だってあるから)という人もいて、ライフスタイルや働き方においても大きな潮が満ちてきている。

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例えば、私は介護福祉に携わりながら、こういった【シェアリング・エコノミー】の世界を楽しんでいるし、働き方においても影響を受けている。

 

具体的には、働き方、稼ぎ口を一つに限定せず複数もつ『パラレルキャリア』のスタイルで生活をし、そして『稼ぎ口』の一つとして【ウーバー・イーツ】の配達ドライバーを担っている。

「Uber eats」とは?

さて、この【ウーバー・イーツ】とは何か?

答えを先にいうと、【シェアリング・エコノミー】の代名詞ともいえる、食事の配達(出前)システムである。

あなたは、大阪梅田/なんばといった街の喧騒の中、一際目立つ蛍光緑色の大きなリュックを背負った自転車やバイクの人をみかけたことがないだろうか?

 

あれは、実は、顧客が飲食店に出前を注文した・・・その後の『宅配』を担う個人事業主であり、その3者(顧客、飲食店、宅配ドライバー)はスマートフォンのアプリで繋がっている。

顧客は少しだけ高い料金を払うことで、『食べ物の注文』と今いる場所(自宅でなくても良い)までの『宅配』を依頼し、店側が調理に集中する間に、アプリでは「今、近くにいるドライバーさんいませんか?」と打診が始まる。

ちょうど時間が空いていて、その打診に応じたドライバーは、店の位置を確認し、自転車やバイクで料理をとりにいく(報酬/課金1)。その後、調理が終わった品物を顧客のところまで配達(報酬/課金2)。全てこのやりとりは、アプリを介して行われる。

 

もちろん、ドライバーは他に用事ができれば、アプリからログオフすれば、それでもうオーダーがまわってくることはない。

要はただ、空いている時間と自転車/バイクがあるなら、(事前登録の上)すぐドライバーとして報酬を得ることができる。

これがウーバー・イーツの簡単な説明だ。

 

さて、ウーバー・イーツの概要は示させてもらったけれど、きっと、ここで読んでおられる皆さんの脳裏に浮かぶのは「どういう報酬の仕組みやねん」という疑問ではなかろうか。

そうなのだ。

ウーバー・イーツの仕組みの妙は、単なるアルバイトじゃないんだよというところであり、次回はそちらからお伝えしていきたい。

 

第二弾へ続く▶️【何がすごいの?ウーバーイーツ②】パラレルキャリア活用と報酬の仕組み ”ソレイケ二段”

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さがんよしふみ
Life is Art.を旗印に「高齢者というメディア」を嗜む。バーテンダー、ライター、介護畑の運営サポート等、3足以上のわらじを履く。 日本最古?日替りマスター制度の【COMMON BAR SINGLES】と自転車タクシー✖️レンタルスペース【京橋ベース・サンリンズ 】を運営中。

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