新しい働き方のスタンダード!「ポートフォリオなキャリアデザイン」のススメ

ポートフォリオ、キャリアデザイン

新しい働き方のスタンダード「ポートフォリオキャリアデザイン」について説明しています。今後の変化の早い市場に対応していくためには、リスクヘッジしながら、個人でも職能やスキルを変化させ続けることが重要になってきます。

ポートフォリオとは?

 

Portfolio(ポートフォリオ)とは、直訳すると”折りカバン”や”書類入れ”という意味です。書類をまとめて運べて、必要に応じて出し入れしたり、順番を入れ替える事ができるケースやカバンをイメージしてください。

他にも、ポートフォリオという言葉は、クリエイターが自身の能力や実績をアピールするための作品集という意味でも使われています。また、投資家がリスクを分散させるために複数の金融証券を保有することも、ポートフォリオ(分散投資)と呼ばれます。

なぜ、キャリアデザインにポートフォリオが大切か

今存在する会社で、当たり前にAI(人工知能)が導入されるようになったら、ポートフォリオキャリアの人材は強いと言われています。

ポートフォリオキャリアデザインとは、「複数のキャリアを持ち、掛け合わせる働き方のこと」です。

 

まるでケースの中の書類のように、ポートフォリオキャリアを築く人は、自分の能力や特技を分割・整理しており、複数ある仕事先に合わせて自在に出し入れします。

ちょうど、クリエイターが自身の作品集の中から顧客のニーズに合った作品を選び、売り込みをするのと似ています。

 

AIのビジネスへの参入により、将来的には多くの職が淘汰されていくと言われています。

実際、ひと昔前は安泰だと思われていた、メガバンクや大手保険会社も、軒並みリストラを発表しています。

日本を代表する大企業であるトヨタの社長が「終身雇用を守るのは難しい」と発言していることからも分かるように、ひとつの会社で完結できた終身雇用のキャリアプランは、すでに現実的ではなくなってきています。

 

産業革命は単純作業の機械化で経済発展をもたらしましたが、AIの導入は認知作業の機械化と言えます。すなわち、今、AIに取って代わられつつある事務職や接客業務だけでなく、知的労働者も今後失業する可能性は十分にあるという事です。そんな中で、ポートフォリオキャリアの人材は仮に一つの仕事がだめになっても、他の仕事で食べていける環境を作ることができます。

 

必然的に異なる業界で異なる業種と仕事をするため、業界を跨いだ人脈や知識を得るチャンスは、一つの場所に留まる専門職よりは多くなるでしょう。

企業側も、他分野の新しいスキルを持ち、アップデートし続ける人材を教育コストがかからずに雇用できるメリットがあります。

 

外部から提供を受け、掛け合わせて新しいものを作り出すビジネスモデルをオープンイノベーションと呼び、近年注目を集めています。その反対の位置にあるクローズドイノベーションは、戦後の日本経済を支えた製造業に代表されるような自社技術や研究開発のノウハウを囲い込むビジネスモデルで、専門性を極めた職人技に価値が認められてきました。

オープンイノベーションのビジネスモデルにおいては、業界の垣根を越えた人脈、複数の業界のスキルや視点を持つ人材が活躍を期待されることが予測されます。

デメリット

キャリアを複数持つということは、正規雇用のように労働時間のすべてをひとつの会社には費やせません。

当然、仕事は量よりも質を求められるので、課題を発見し解決する能力は必須であり、そのスピードも問われるでしょう。それ故、自身でのタイムマネジメントが難しく、結果的にどっちつかずになってしまう可能性も否めません。投資家の分散投資と同様、今のタイミングではどこにどれだけ注力するか、仕事量の分散がカギとなるかもしれません。

複業とポートフォリオキャリア

複業とは、いわゆるパラレルキャリアのことであり、その基本的な発想はリスクヘッジとポートフォリオです。

お小遣い稼ぎとしての副業ではなく、キャリアデザインとして複業に挑戦したいという人は、ご自身のポートフォリオの中身から見直してみてはいかがでしょうか。