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【働き方ラボ】Case.01:自分が本当にやりたいコトがわからない

こんにちは、ワーシャル代表の中西です。

ワーシャルでの働き方の相談事例を紹介していくコーナーです。

今回は、ワーシャルのコミュニティに参加していた看護師Mさん。

CASE01:自分が本当にやりたいコトがわからない(看護師30歳女性Mさん)

【相談ゴト】
総合病院の内科病棟で5年勤務した後、派遣で3年ほど看護師として働いています。

前職では、職場の新しい師長が交代してから毎日ダメなところばかり指摘されるのに耐え切れず、「もうやってられない!」と退職。

派遣では、これまで経験していなかった療養型の病院や健診バイトなど、いろんな職場を経験しました。

現在も療養型病院の派遣勤務で、仕事と割り切っていてストレスも少ないのですが、「やりがい」も正直あまり感じません。

「これって、私じゃなくてもできる仕事だな。。。」と日々感じています。

かといって「じゃあ、あなたは何がやりたいの?」と言われても、自分が本当にやりたいコトがわからず悩んでいます。

やりたいことはわからないし、自分の経験が活かせる職場もわからない。

でも、今の「やりがいのない」状態からは脱出したいのですがどうすればいいですか?

 

【相談者へのアドバイス】

「やりたいことがなくてもいい。」

偶然をチャンスに変える「キャリアドリフト」の時代!Porsche_drift

やりたいことを明確に決めることよりも、あえて決めずに、リラックスした気持ちで目の前の仕事に一所懸命に臨んでみる。そうすればチャンスの神様が降りてくるかも?!

「ドリフト(drift)」というのは「漂流する」「流される」という意味です。

「キャリアドリフト」は、神戸大学大学院の金井壽宏教授が提唱するキャリア理論で、職業人生は「キャリアデザイン」と「キャリアドリフト」の繰り返しだと考えられています。

転職でよく失敗する人は、「私のやりたいことと違う!目指すものとは違う!」といってすぐ辞めるパターンの人。

やりたいことや目指すべきビジョンを持つことはとても大事ですが、それにとらわれすぎると、偶然に大きなチャンスがやってきた時に、そのチャンスを見送ってしまっていることがよくあります。

やりたいことをガチガチに決めすぎず、少しアソビを持たすことで、「オモシロそうだからやってみよう!」 と柔軟に対応できるんです。

するとその結果、思わぬチャンスに恵まれる可能性があります。

移り変りが早い変化の激しい今の時代にあっているキャリアの考え方。

それが、「キャリアドリフト」

社会の急激な変化に伴い、終身雇用制は少なくなり、時代の変革とともに働き方も大きく変わりました。

仕事に安定は望めない世の中。自分の将来ビジョンを明確に決めたとしても、5年後10年後、その仕事があるとは限りません。

そんな時は、「まぁいっか!」という「楽観性」や「人生を豊かなにする諦め方」も大事。

あえて変化に適応しながら偶然のチャンスを活かしてキャリアを創り、節目節目で点をつないでデザインするというスタイルです。

スティーブ・ジョブズもキャリアドリフト派!

ジョブズがスタンフォード大学の卒業生にスピーチした話がとてもええ話なんです。ちなみに、ジョブズは大学中退。

このスピーチでジョブズは「Connecting the Dots(点をつなぐこと)」 というテーマでこんなキャリアに関する話をしています。

簡単に言うと、ジョブズが大学を中退し、興味の持てない大学授業から解放された後、

「自分が直感でオモシロイ!」と感じる「文字芸術」の授業を学んだことが、

10年後にMacのデザインに活かされて商品開発されたというエピソードです。

つまり、ジョブズはMacを設計するために「文字芸術」の授業を学んだわけではなく、

偶然学んだ「文字芸術」の経験が、結果的にMacの文字を美しく表示し、印刷できる最初のPCとなりました。

「キャリアドリフト」により、偶然の経験によるキャリアが点でつながり、得ることができた成果です。

わたしもどちらかというと「キャリアドリフト」中心で、節目で「キャリアデザイン」派です。

実体験が1番感情に火をつけてくれます!まずはジョブズのようにドリフトを楽しみましょう!

 (スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学の卒業式スピーチより)

iphoneがこの世に生まれた理由は?

 

 

ワーシャルでは、医療・介護・福祉で働く人が、地域で新しい働き方を創り出せるよう、

2017年~2020年は、

「未来につながる医療・介護・福祉コミュニティを全国に100個創り出す」*コミュニティ支援を含む

というビジョンを掲げてコミュニティデザインを支援していきます。

いっしょに何かやってみよう!という方は、「場づくり」サポーター募集!ページよりお問い合せください。

未来に向けて、ワクワクの種まきをしていきましょう!


「場づくり」サポーターの条件

  • 好奇心を持って自分が楽しみ、その情報を発信すること。
  • 自分自身が活動家として、責任を持って活動すること。
  • 6ヶ月を1シーズンとして継続的に取り組めること。
  • 関西圏にお住まいの方で大阪駅グランフロント(指定場所)まで月1回程来れる方
  • 1シーズンを通して 月1回(月末前後)のミーティングor電話面談(1時間~2時間ほど)参加可能な方

「場づくり」サポーターの内容

  • 「医療・介護・福祉で働く人」の専門性を活かしたソーシャルビジネス・イベント「場づくり」の企画立案
  • イベント運営に向けたミーティングの実施
  • イベント実施に向けたマーケティング・広報活動

「場づくり」サポーターの特典

  • いろんな職場の仲間と出会うことで、楽しく「働く」を真剣に考えることができます。
  • 遊びながらプライベートや仕事に役立つリアルな情報やデータを手に入れることができます。
  • マーケティングやコミュニケーションスキル、ワークショップのファシリテーションスキルが身に付きます。
  • やりたい事を実現するための計画力、プレゼンテーションスキルが身に付きます。

【こんな人におすすめ!】

  • 医療・介護関連ではたらくひと(職種不問・学生OK)
  • 医師、看護師、介護士、PTOTST、社会福祉士、保育士など他これまでの参加者多数
  • 職場ではできないけど、やってみたいことがある!
  • 将来独立したい!
  • 医療・介護・福祉の専門性を地域に活かしたい!
  • 社交辞令不要でも楽しめるひと
  • いちおう人の話を聞けるひと
  • 自分らしさを大切にしてるひと
  • 前向きに課題解決にアクションしたいひと
    *ネットワークビジネス、宗教勧誘、悪徳商法は「ごめんなさい」

自分に何ができるか分からない!けれど、、、、

「なんかやってみたい!」という人、「未来の働き方」について相談したい人、

まずは気軽に下記ご記入の上送信ください。人に笑われても挑戦する人を応援します!

いっしょに何かやってみよう!という方は、「場づくり」サポーター募集!ページよりお問い合せください。

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ワーシャル代表理事 中西 信雄

ワーシャル代表理事 中西 信雄

創業者一般社団法人ワーシャル
複業家レンタルサービス「じぶんはけん」https://wacial.thebase.in/ (プロフィール) 元上場企業のキャリアコンサルタントとして、一般職種から医療系人材まで、約10年以上キャリア相談及び、法人採用サポートに従事。 「働き方」=「生き方」を応援したいと考え、社団法人ワーシャル設立。 約300法人への採用支援と約4,000名のお仕事の相談に関わった経験を活かし、「①個人②企業③社会が3方良し」の「社会的複業」で「ジブンゴトで面白くする」働き方を実践中。

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