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自分らしい働き方をするために重要な「テツガク」

政府による働き方改革が進められる中で、世間的に仕事に対する意識が少しづつ変わってきているように感じます。

そんな中で、自分の本当にやりたいことを仕事にしたい!と思っている人も多いと思います。

”今すぐに”働き方を変えるには?

ご存知の通り、働き方改革とは、既存の社会的に大きな仕組み自体を変えていくことなので、長期間の時間を要します。

しかし、私たちは、私たちの働き方を今すぐにでも変えたいと思っていますよね。それが本音ではないでしょうか。

私たちが、今すぐにできる「働き方改革」はないのでしょうか?

私は、自分の「テツガク」を持つことが鍵になるのではないかと思っています。

「3人のレンガ積み職人」

あるところに、レンガを積むことを仕事にしている3人の職人がいました。彼らは1日中レンガを積んでいます。

ある日、通りかかった人が、「なぜ1日中レンガを積んでいるのか?」と3人に問いかけたところ、3人とも違う答えが返ってきました。

A:「見た通り、ただの作業だよ。レンガを積んでいるだけさ」

B:「家族がいるから食わさないと。生活費を稼ぐためにレンガを積んでいるのさ」

C:「世界中のみんなが喜ぶ、美しくて荘厳な大聖堂を作るためにレンガを積んでいるんだよ」

と答えました。

 

レンガを積む職人として、最も素晴らしい仕事をしているのは誰だと思いますか?恐らく”C”ですよね。

このお話でも分かるように、事実は3人とも「レンガを積む」という仕事しかしていません。外の者が見れば全く同じことをしているように見えます。しかし、実際は、個々で全然違う目的のために仕事をしているのです。

レンガ積みは、Aにとっては「作業」でしかありません。Bは「生活のための労働」です。Cにとっては自分の志を達成するための「志事(シゴト)」なのです。

事実は解釈次第

鉄鋼王のカーネギーは、「何を幸福と考え、何を不幸と考えるか。その考え方が幸不幸の分かれ目なのである」と言いました。

実際、私たちの目の前で起こっている現象(事実)は、私たちの解釈次第で、あなたにとって最高の出来事にも最悪の出来事にもなるのです。

事実は事実でしかないことを認識し、解釈を切り離して考える。これこそが私が思う、誰でも今日からすぐに実行できる「テツガク」です。決して難しいことではありません。

一旦冷静に、自分のやっていることを俯瞰して眺めるだけのこと。哲学の難しい本を読む必要なんて一切ないのです。

何のために仕事をするのか?

自分の日々取り組んでいる仕事に対して、自分なりの「テツガク」を持つこと。それがあなたの目の前の仕事を変える、働き方改革の一歩になるのではないでしょうか。

解釈によって、あなたが今やっている仕事はただ辛いだけの作業にもなり得るし、世界中の人々に喜ばれるであろう偉大な志事にもなるのです。

私たちの働き方は、今すぐにでも変えることができます。

あなたは一体、なんのために日々仕事をしていますか?

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生き方専門家 西野 英行
ポジティブ心理学実践インストラクター/理学療法士/ブロガー。本業をしながら、個人で多方面に活動する「セミフリーランス」という新しい働き方を実践中。著書「100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方」

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