本当の「繋がり」は「孤独」の中にある?!孤独と孤立、個として生きること
目次
SNSで昔に比べて人と簡単に「繋がれる」ようになりました。しかし、本当に強固な繋がりというのは、孤独の中でこそ育まれるともいわれています。一体どういうことでしょうか。
”孤独”に関する偉人達の言葉
過去の偉人が残した言葉にも”人は本来孤独なもの”とする意見が多数あります。自分の人生を深く考察するには、一人で深く考える”孤独”な時間はすごく貴重なものなのでしょう。
自分の孤独の時間を、自分できっちりできないような人には、他人を愛する資格はない。
一人で生きていくことができて初めて、人を抑圧することなく愛せるんだ。
~ピート・ハミル(小説家)〜
孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。
〜トルストイ〜
のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする。
〜夏目漱石〜
孤独を敬遠するのではなく、長い人生の中での”深く考えるための時間”としておおらかに受け入れることも必要なのかもしれませんね。
孤独をおおらかに受け入れる
偉人たちのいう「人は本来孤独なもの」とはどういう意味でしょうか。
少し考えてみましょう。
もともと、人は本来、多様な生き物です。
色んな趣味・嗜好、物事の感じ方、捉え方があって然るべきです。実際、生活を同じにした私と親、私と私の子供、双子の兄弟でも好きなことやしたいことは全く違いますし、感じ方も違います。
本来はそれが当たり前の人間の姿なのです。
しかし、”人と同じが良いこと”と無意識に信じてしまっていたり、自分の常識を基準にして”人とはこういうもの”というレッテルを張ってしまいがちです。
なぜなら、生物として本能的に、集団と同じ行動を取っていれば安心できるようにプログラムされているからです。
社会生活を営む以上、そういった視点ももちろん必要ですが、”本来はみんな違うものだ”という視点も同時に持っておくと、孤独を受け入れ、より朗らかに”自分らしく生きる”ことができるのかもしれません。
”個”であるほど孤独だが、真の友人・同士を持つ
自分を受け入れることは、他人を受け入れることと同じ。
自分の本来の姿を受け入れ、自分を許せば許すほど、他人も許すことができ、他者の個性を尊重できるようになります。まずは自分を受け入れること。それが他者と本当に繋がるために最優先です。
自分を受け入れること=個として立つことです。
「ひとりぼっち」な人が「ひとりぼっち」な人と繋がるとき、そこには強固な絆が生まれます。
個として強く進むとき、その孤独は決して孤立を意味するものではないのかもしれません。無闇に孤独を敬遠するのではなく、じっくり自分と向き合うための時間として孤独は必要なのです。
まとめ
実際私の周りでも、孤独を経験している人は逆境に強く、何事にも考察が深い印象があります。そして、他人にも柔軟で物腰が柔らかく、多様な価値観を受け入れる姿勢を自然に持っているように感じます。
人と簡単に繋がり合える時代だからこそ、一度しかない人生を自分らしく生きるために「孤独」の意味を今一度考えてみるのも良いかもしれませんね。
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