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【Vol.4 】クラウドファンディング挑戦中!松原昌城さん「手術前に渡すパンフレットを作成したい!!」

続々と医療介護福祉クラウドファンディングサイト【Fanfare】で新規プロジェクトが立ち上がっています!現在、看護師の松原昌城さんがプロジェクト達成に向けて挑戦中です。

・現在クラウドファンディング挑戦中!

松原昌城(まつばら まさしろ)さん

▶︎プロジェクト名

全ての手術患者さんに安心と安全を提供したい!『合併症の確率が下がり、入院日数が減少する手術前の準備に特化したパンフレットの作成』

▶︎プロフィール

兵庫県生まれ。看護師として大学病院と専門病院の手術室で約13年勤務。2015年に手術看護認定看護師の資格を取得し(20187月現在、全国で591名しかいないそうです!)、現在、日本で唯一の脳外科専門病院に勤務する手術看護認定看護師。

クラウドファンディングサイト”Fanfare”とは?

ファンファーレ

Fanfareは、医療介護福祉の想いをカタチにするクラウドファンディングサイトです。

同じ医療に携わる人たちに、そして患者さんや患者家族に伝えたいことがある、伝えておかねばならないことがあるというテーマ・企画をお持ちであれば、Fanfareで賛同者を募ってカタチにしてみてはどうでしょうか。まだ伝えたい内容がしっかり決まっていなくても、その想いだけ教えていただければ、何かお手伝いできることもあると思います。

詳細はこちら➡︎Fanfare公式サイト

手術前に渡すパンフレットを作成したい!!

⬆︎画像クリックでプロジェクトページへ

最近は「周術期看護」と呼ばれる概念が広がっています。

周術期とは、「手術が行われる前の準備時期である術前、手術医療が提供される術中、手術終了後の回復期に当たる術後を含む期間」と定義されています。

手術室看護師が術前の準備の段階から関わることが期待されています。しかし実際には、「わからないことだらけで、何を聞いたら良いのかわかりません」、「まな板の上の鯉です。お任せします」という発言を手術前の患者さんからよく聞きます。

手術を受ける前には、誰もが不安になってしまうもの。そこで、松原さんは、術前にパンフレットを配ることで、

「手術前に患者自身で安心・安全を作る事ができる。」

と考えているそうです。

実際に、術前に十分な説明を行うことで、

  1. 患者さんの不安が軽減
  2. 手術延期件数が減少
  3. 呼吸器の合併症減少
  4. 挿管操作に伴う歯牙破損の減少
  5. 入院日数の減少

等の一定の効果を示す事が証明されているそうです。

どこの病院でも手術患者が、平等に術前の手術看護の指導を受けられるように、手術前の説明や指導を記載したパンフレットを作成したいと思いました。このパンフレットを用いて説明することにより、患者は今まで「何をすればいいかわからない。まな板の上の鯉です。」という過度な不安状態から「パンフレットに書かれている内容を準備しておけば良い」と安心できます。

もちろん、パンフレットを作成することで、医療者や病院にとってもメリットがあります。

  1. 説明時間の減少
  2. 医療の質の向上
  3. 合併症による入院日数の減少
  4. 手術延期症例の減少

等です。結果的に医療費の減少にも繋がります。

パンフレットの内容

パンフレットの使い方

  1. 手術室看護師自身の勉強になる。
  2. 手術室看護師が術前訪問、術前外来時に指導を行える。
  3. 外来診療で手術が決まり次第、パンフレットで指導を行える。
  4. 入院時に看護師に質問できる。
  5. 外来の待合室にパンフレットを置き、必要な人にとってもらう。
  6. 薬局の待合室にパンフレットを置き、必要な人にとってもらう。

過去にパンフレットの内容をお伝えした方々からのコメント

医療従事者でない方々

  • 「親が以前に大きな手術を受けました。もっと早くに話を聴いておけば、手術の待ち時間に不安になる事がなかった。

  • 「肝臓の手術を受けた父は、話をする前はとても怖がっていました。しかし、お聞きした話を父に伝えてからは大船に乗ったような感じで手術室に入って行きました。」

現場で働く看護師の声

「手術を受ける全ての患者様に、安心と安全を」という強い思いから作られる、術前パンフレット。その構想を聞いた時、看護師として、患者として素直に欲しいと思いました。

今回のクラウドファンディングで作成しようとしている術前パンフレットは、術前指導の内容を盛り込んだ全ての病院やクリニックで使用できる標準的なものになります。より使いやすく、クオリティの高い術前指導が誰にでも提供出来るようになります。

最後に

「手術は日本では年間で約500万件実施されており、平均すると人生で1人3.5回受ける」と言われています。

手術前に禁煙したり、体調を整えたりすることで手術後の生活が変わることもあるそうです。人手不足や現場の効率の観点からも、十分に患者に説明し、寄り添うことは物理的に難しくても、松原さんが提唱するパンフレットがあることで、手術がより無理なく、身体への負担が少なく、円滑に行われるようになります。

ぜひとも応援したいプロジェクトです!

 

▶︎全ての手術患者さんに安心と安全を提供したい!『合併症の確率が下がり、入院日数が減少する手術前の準備に特化したパンフレットの作成』

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生き方専門家 西野 英行
ポジティブ心理学実践インストラクター/理学療法士/ブロガー。本業をしながら、個人で多方面に活動する「セミフリーランス」という新しい働き方を実践中。著書「100歳まで元気でいるための歩き方&杖の使い方」

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