懐かしくて新しい”働き方の最前線”「奈良県 山添村」
目次
先日、ワーシャルの事務局メンバー5人で合宿に行ってきました。場所は奈良県山添村。今回は懐かしくて新しい”働き方の最前線 奈良県山添村”のお話です。
今回、合宿地が奈良県山添村になったのは、第2回働き方プレゼンピッチで登壇された、ガソリンスタンドで働く看護師、コミュニティナースの荏原さんのご紹介です。
大阪から割と近く、1~2時間程度で現地に到着します。
自然を満喫
巷ではAirbnb(民泊)が流行ってますが、それ以上の現地体験をさせて頂きました。ブルーベリーを畑で摘んだり、ブルーベリー入りの特別なカレーを頂いたり。
夜には星空も満喫できるそうですが、今回はあいにくの曇り空のため見れませんでした。これは次回にぜひリベンジしたいところです。
また、夜に羊たちと遊べる「ナイトシープ」もぜひ参加してみたいイベントです。
副業・兼業は特別なことではない
中でも特に驚きだったのが、山添村では、副業・兼業の文化が地域に根付いていること。
私たちが宿泊させて頂いたお家は、民家の一軒家です。そこは150年つづく魚屋さん(現在は商店経営)が複業で宿を提供しているとのことでした。その他にも、商店経営、郵便局員、水道管理と3足のわらじを履いているそうです。
また、地元のお好み屋さんに行くと、中古車買取や車の整備などの広告が店内に貼ってあります。
元々、少し昔の日本社会では、副業・兼業をしている人も多かったようです。
大阪に住む私たちは、本業以外の仕事の楽しさやプラスαの収入、普段関わることのない人との関わりを求めて副業を始めたりしますが、実は特別新しい発想ではありません。
昔から自然に行われていたことであり、元来1人が複数の仕事を持つことは自然なんですね。
歴史は繰り返す
「歴史は繰り返す。ただし、螺旋階段のように進化して」と、社会起業大学名誉学長の田坂広志さんが書籍に書いています。
CtoCサービスの代表格メルカリも、本質的には数十年前に流行った”フリーマーケット”と同じです。しかし、インターネットという破壊的なテクノロジーを使うことで、少ない労力で数千人規模に簡単にリーチできるようになった、と書かれています。
人類は同じことを何度も繰り返している。しかし、同じようには繰り返さない。必ずアップデートして繰り返されている。
と田坂さんは述べています。
副業も昔から至る所に存在していました。現在、隙間時間で多くの人にリーチできる、インターネット・SNSの普及により、より効率的に仕事ができるようになった結果、再び注目を集めている、というのがおそらく本質ではないかと思います。
また、合宿中、メンバーの車のタイヤが釘を踏んでしまい、パンクしてしまいました。
困っていたところ、荏原さんが地域の方を呼んでくださり、駆けつけてすぐに修理してくださいました。お礼も受け取らず、15分程度でタイヤを交換し、「また山添村にきてください」と笑顔で去って行かれました。なんて良い人・・・・。人の優しさ、温かさを肌で直接感じる瞬間でした。感謝しかありません。
豊かな自然と多種多様な仕事、その仕事から生まれる人間関係。
大自然をベースに農業などの仕事が発生し、そこから発生した人間関係が豊かに暮らすための資源や次の仕事に繋がっていく。
奈良県山添村では、余計なものがなく、全てがごく自然に繋がっており、関係し合い、影響を与え合っています。少しも背伸びをすることなく、全てが”あるがまま”なのです。
山添村は、仕事も地域も生活も、何もかも全てが、「人との関係性の中からしか生まれない」という本質をその存在で示し、SNSや過剰な物や人・情報に疲れた私たちに教えてくれています。
懐かしさと新しさが良いバランスで両立している山添村。
合宿や研修、旅行などでぜひ山添村に行ってみてください。
きっと多くの癒しと気づきが得られると思います。
奈良県山辺郡 山添村
山添村ホームページ・観光情報
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