INTERVIEW
インタビュー
病棟を支える働き方!介護士(看護助手)&病棟クラーク
目次
今回は、「病棟を支える働き方」をテーマに、介護士(看護助手)と病棟クラークのスタッフの方々へのインタビュー記事を更新しました。
わたしの働き方ストーリー
・インタビューさせていただいた方
(左)井上(いのうえ)さん 病棟クラーク
20代/(経歴)医事課2年→病棟クラーク2年/現職約2年/特技ユーフォニアム演奏
(中央)金(きむ)さん 介護士(看護助手)
40代/主婦歴20年/韓国出身/現職約2年/お子さん3人
(右)白神(しらが)さん 介護士(看護助手)
40代/主婦歴20年/現職約2ヶ月/お子さん3人
Q今のお仕事に就いたきかっけは?
井上(いのうえ)さん:前職も病院だったのですが、医事課の勤務でしたので、いつも書類で患者様の名前を見るばかりでした。私は人とコミュニケーションをとることが好きでしたので、直接、患者様と関われる職場へ転職したいと思い、今の職場へ転職しました。
金(きむ)さん:わたしは、パートナーとの結婚で日本に来ることになりましたが、専業主婦として20年家事育児に関わり3人の子育てをしてきました。
子どもが大きくなり、仕事をしたいと考えた時に、日本語を上手に話すことができなかったので、「言葉が上手でなくても、人と関わりを持てる仕事」を探していた時、むかいじま病院の看護助手の求人と出会いました。わたしにとっての日本で初めての仕事が病院の介護(看護助手)のお仕事だったんです。日本語が上手でない外国人の私に、みなさんはとても親切に仕事を教えてくださいました。
そのおかげで、私は今ここで、お仕事を続けることができています。
白神(しらが)さん:わたしも金さんと同じく子どもが3人いましたので、9時~14時くらいの時間を活用し、スーパーでアルバイトをしていましたが、今後のことを考えた時に、キャリアアップして時給もあがるお仕事はないか?と考え、介護の仕事と出会いました。
Q仕事のやりがいを感じるのはどんな時?
金(きむ)さん:患者様と心を通じ合えるコミュニケーションがとれたと感じる時です。
1日中ベッドで寝たきりの方もいるので、私たちはプロ意識をもって、心をケアすることが大切だと考えています。患者様から笑顔で感謝の言葉をいただけると、大変な仕事がやりがいに変わり、乗り越えていけると感じています。
白神(しらが)さん:わたしはまだ2ヶ月ですので大きなことは言えませんが、患者様が笑顔になると嬉しいです。
井上(いのうえ)さん:時間ができた時に、患者様から「こんなことがあったんだよ」と嬉しそうに話していただけた時、とても嬉しくなります。
金(きむ)さん:地域の病院で大事なことは、「家族のような関わり」なのだと思います。
Q病棟クラークのお仕事はどんなことをしますか?
井上(いのうえ)さん:看護師さんの事務サポートが主な業務です。備品の整理、発注や書類作成など、皆様の仕事がやりやすくなるサポートをします。また、看護師さんの忙しい時には、ナースコールの対応もさせていただき、患者様とコミュニケーションを図ります。
Q介護(看護助手)のお仕事はどんなことをしますか?
金(きむ)さん:看護師さんのサポートをしながら、入院されている患者様の生活のお世話をします。その他、病院内のベッドシーツの交換や食事、排泄、おむつ交換、検査の付き添いなどの介助業務全般です。
看護師さんのような医療処置をすることはできないので、患者様が院内で安心して過ごしていただくためには、看護師さんとの連携がとても大切なお仕事です。
Qお仕事で大変なことは?
金(きむ)さん:入浴や機械浴の介助など、力仕事は大変です。
また、私たちは命をあずかるお仕事ですので、勝手な行動はできません。
専門知識がないと、患者様の様態が分からず不安になることもありますが、
今は、月1回介護士(看護助手)向けの勉強会も開催いただいているので、
専門知識を向上させる機会があるのはとてもありがたいです。
白神(しらが)さん:体力が必要なこと。寝たきりの方もいらっしゃるので、とても体力は必要だと感じます。
井上(いのうえ)さん:わたしはクラークですので、ナースコールのフォローはできるのですが、患者様の要望に看護師さんのように対応できないので、いつも申し訳なく感じていますが、自分にできる精一杯の対応を心がけています。
わたしの「トリセツ」
Q「やる気」スイッチはどんなところですか?
金(きむ)さん:遊ぶとき、友達とランチにいって美味しいものを食べる時(笑)
白神(しらが)さん:わたしも美味しい食事を食べるとやる気がアップします!
井上(いのうえ)さん:患者様より「いつもニコニコしているね」と言われた時にやる気がでます。
Q「落ち込み」スイッチはどんなところですか?
金(きむ)さん:コミュニケーションで上手く相手に理解してもらえなかったとき少し落ち込みます。
白神(しらが)さん:わたしも自分の思っていることが伝わらないときですかね。
井上(いのうえ)さん:ユニフォームが看護師さんと似ているので、患者様から看護師さんと思われるのですが、実際には看護業務ができないので落ち込みます。
~未来の職場の仲間へのメッセージをどうぞ!
金(きむ)さん:介護の仕事は、生と死に関わる仕事。自分も将来いつかそうなるので、親が介護になった時、さらには、自分自身が介護になった時の心構えになり、また人生の勉強にもなるとても価値のある仕事ですので、ぜひ一緒に働きましょう。
白神(しらが)さん:わたしのようなお母さんで未経験でもチャレンジする気持ちと元気があれば働くことができます。おむつ交換やお風呂介助を上手に一人でできるようになることを目標にしています。
井上(いのうえ)さん:人が好きな人、人と接することが好きな人、日々患者様のためにできることをコツコツ増やせる人は、ぜひ病院で働いてみませんか?