INTERVIEW
インタビュー
管理職の働き方インタビュー【みんなが居心地の良い職場】
大阪府枚方市の福田総合病院で勤務する看護師長にインタビューさせて頂きました。
私の働き方ストーリー
〜今までのキャリアを教えてください。
主に慢性期の病棟が中心で、病院以外ではクリニックでも勤務しました。福田総合病院が一番勤務歴が長く、その中で訪問看護も経験させていただいています。
〜福田総合病院へ入職したきっかけは?
子供が生まれて、託児所がある病院で勤務したいと思い、福田総合病院に入職させて頂きました。当時は託児所がある病院は少なく、かなり貴重でありがたく思いました。
〜福田総合病院に託児所がなかったら、師長さんのキャリアが途絶えていたかもしれないですね。
子育ては楽しかったですが、早く復帰したいという思いが強かったので、託児所がある他の病院を必死で探していたかもしれませんね。
〜前の職場を退職した理由は?
産後に自宅を引っ越ししたことですね。急性期で働いている時は、夜勤も多かったので、なかなかプライベートで妊娠・出産を考えられませんでしたが、次のクリニックで働き始めてすぐに妊娠し、出産を期に引っ越しました。
〜看護師をしようと思ったきっかけは?
高校生の時に祖母が入院しており、当時母は働いていました。主に食事介助なんですけど、祖母の看護を独学で勉強して実践する中で、関わった看護師に「あなたは看護師に向いているよ」と言われました。また、両親にも手に職を持って欲しいと言われていました。そんな中で看護師って良さそうだな〜と何となく思い、志望しました。
管理職として
〜看護師としてのやりがいはどんなところにありますか?
たくさんありますよ。
患者さんが元気になって喜ぶ顔をみれることが一番大きいですね。管理職としては、スタッフが活き活きと仕事をしている姿を見るとやりがいを感じます。
〜最近は、管理職を目指す若い人が減ったといわれています。管理職になって良かったことはありますか?
病棟全体を把握するという面で、視野が広がり、勉強になります。また、外部の方とも関われる機会が増えたので、いろんな経験をさせて頂いています。師長になっていなかったら出会わなかった人もたくさんいます。とてもありがたいことだと思っています。
管理職として、本当に毎日勉強です。相手の想いをどれだけ汲み取れるか?というのはいつでも大きな課題です。人によって言葉を変えないと。受け取り方がみんな違いますから、正解がありません。
〜人を動かす「魔法の言葉」ってありますか?
う~ん、褒めることでしょうか。
「私はここがダメなんです」と落ち込んでいる人には、「そこに気付いたということは、大きな成長なんですよ」と伝えます。マイナスなところをプラスに変換できるような関わりをしたいと思っています。弱みを強みに変えてあげたいんです。
〜福田総合病院の良いところを教えてください。
アットホームで職場の雰囲気がすごく良くて働きやすいです。学ぶべきことは学べるし、仕事も楽しくできる、そんな職場です。
〜アットホームを具体的に表現するとどんな感じでしょうか?
再入院される患者さんには、よく「ここに来るとホッとする」と言われます。患者さんには「こんなことも職員に聞いていいのかな?」ということも気軽に話せる環境作りをしています。職員にもしっかりと患者さんの想いを聞くことや、職場に新しく入ってきた職員を一人にしない、ということをみんなに言い聞かせています。
患者さんも職員も、その人の居場所を作ることを大切に仕事に取り組んでいます。ここにいても良いんだと思える、居心地の良い職場を目指しています。
私の「トリセツ」
〜師長の「やる気スイッチ」はどこにありますか?モチベーションが上がる瞬間は?
予想を超えて患者さんの身体が回復した時ですね。リハビリと連携して、「患者さんがどこまでできるようになるか」と考えますが、それを超えた時はすごく嬉しいです。人間の持っている力ってすごい!と改めて思います。
〜逆にモチベーションが下がる時は?
やはりプライベートのことと仕事のことで取捨選択を迫られるような場面では辛いなぁと思うこともありますね。
〜そんな時はどうしていますか?
自分で自分を褒めます(笑)。
家でもずっと看護の勉強をしているので、そんな姿を息子が見て「頑張ってるな~」と声をかけてもらえたりすると、自分が好きで選んだ道だから頑張ろう!と改めて思います。
未来の職場の仲間へメッセージ
〜未来の職場の仲間へメッセージをどうぞ。
患者さんにも職員にも思いやりを持ちつつ、看護を楽しみながら学びたいという方はぜひ一緒に頑張りましょう!
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以上、福田総合病院看護師長へのインタビューでした。