【働き方ラボ】Case09:医療・介護・福祉業界「複業解禁」の時代?
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【働き方ラボ】Case09:医療・介護・福祉業界「複業解禁」の時代?
神戸市も2017年3月日本経済新聞で職員の副業推進するくらい、当たり前になりつつある副業。
◆神戸市、職員の副業推進 2017/3/3付日本経済新聞
さて、みなさんは「複業」賛成派?反対派?
また、「複業」が広がるとどんな社会になると思いますか?
先日、NPO法人スマイルスタイル(ハローライフ)さんのイベントに参加させていただき、
「複業」=サブキャリア
に関して新たな気づきをいただいたのでご紹介!
今回のテーマは、————————–
「複業解禁」は歓迎すべき制度?
~ ロート製薬とサイボウズに学ぶ、社員の可能性を引き出す働き方~
ゲストは、
◆矢倉 芳夫さん
ロート製薬株式会社 広報・CSV推進部 副部長
◆松森 知里さん
サイボウズ株式会社 関西営業部
—————————————————-
イベントでは、「複業」のあれこれをディスカッション。
ロート製薬の矢倉さんより、複業解禁に至った経緯や取り組み事例。
サイボウズの松森さんより、
親の高齢化もあり、リモートワークで週4日実家の岡山で働く複業実践のオハナシ。
週末は地元岡山の企業で子どもむけにプログラミング教室を開催するなど、
時間と場所を選ばない働き方を実践。
(参考ページ)
サイボウズが目指すのはソーシャルチームワーク
https://cybozu.co.jp/company/job/recruitment/company/welfare.html
「世の中の常識(思い込み)を鵜呑みにしない。」
どちらの職場の「働き方」にも共通して言えることは、
「世の中の常識(思い込み)を鵜呑みにしない。」
を企業単位で実践されてること。
若者にとっても魅力ある「働き方」を企業が発信することで、
良い人材がやってくるのではないでしょうか?
他社が取り組んだことがないような常識破りの事例
◆ロート製薬が打ち破った常識
・妊娠の判断は医師がするもの
・高級品化粧品は百貨店で買い求めるものでドラッグストアでは売れない
◆サイボウズ 100人100通りのワークスタイル
・育休は最長6年!副業OK!
・離職率28%→4%を実現した、長く働きやすいしくみ
(ひとりごと)
さて、みなさんは「複業」賛成派?反対派?
ワーシャル中西は、賛成派です!!
なぜなら医療・介護・福祉で働く人たちの複業で成り立つ、
社団法人を運営しているからです(^^)
とは言っても、
決して、「複業」ブームだ!とか、
これからは「複業」をやらねば!
とかではなく、自分らしい働き方の選択肢の一つであると考えることが大事。
「本業」は100%力を注ぎ、しっかり成果を出しつつ、豊かな人生を過ごすために、自分の時間をどう使うか?
そうすることで、「複業」がまた、「本業」でも活かすことができ、
結果、長く勤務することにもつながるのかもしれません。
「複業」の大前提は、「本業100%で成果をしっかり出すこと」。
「中途半端に仕事すること」とは異なる働き方なのでご注意くださいませ!
医療・介護・福祉業界が「複業解禁」になればこんなことができるのでは?
認知症カフェ、子ども食堂、がん患者の就労支援、過疎地のコミュニティナース、発達障害の子供と家族のアソビ場などなど、
医療・介護・福祉の専門職がそのスキルを活かして、もっと当たり前に「複業」できれば、
地域でできることはもっとあるのではないでしょうか?
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キャリアアドバイザー 中西 信雄
創業者 : 一般社団法人ワーシャル
(プロフィール)
元上場企業のキャリアコンサルタントとして、技術系から医療系人材まで約5000人のキャリア相談及び、法人採用サポートに従事。現在は、”旅する人事”として全国の中小企業を訪問しながら、地域で働く魅力を発信中。複数社の人事採用アドバイザーとして、地域課題解決型研修を企画し、個人・企業・社会の三方良しの職場づくりに取り組んでいる。
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