【働き方ラボ】Case14:骨髄難病とむきあう元看護師がアーティストへ挑戦!
元看護師、会社経営者、2児の母親、骨髄難病の患者、オンラインサロン運営者、そしてアーティストと、
多様な顔を持つ粕谷亜理咲さん(かすやありささん→略称ありささん)
今回は、魅力的な人柄と生き方、働き方とバイタリティの秘訣に迫りたいと思います。
インタビューアー:生きがい応援ナースふうみん
▼対談中も笑顔であったかい雰囲気(左)生きがい応援ナースふうみん (右)ありささん
ありささんプロフィール(クラウドファンディング応援ページより一部抜粋)
●大阪在住
●好きな映画:シスターズキーパー
●2児の母
●骨髄の難病
┗ 10代で発症、5年前に抗がん剤治療開始
●借金
┗ 詐欺に遭い数千万の借金を負う
●元看護師
┗ 12年間看護師として働くも長期入院を機に2年前に引退
●起業
┗ ナースをはじめとする医療従事者専門の資産形成アドバイザーとして活躍
┗ フリー看護師の新しい働き方・生き方として、予防医学の最新機器メタトロンを導入
┗ 看護師の独立支援に力を入れる
●繋がって人生が変わるオンラインサロン(ariLabo)を運営
┗ 人は人との出会いと繋がりで、磨かれ、新しい自分も発見できる。
困った時に助けてもらったり応援されるような仲間がいたら心強いという理由からスタート
こんにちは!生きがい応援ナースのふうみんと申します。今日はよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いいたします。「生きがい応援ナース」って気になる。どんなことしてるんですか?
インタビュアーなんですが、先に質問されてしまいました(笑) おじいちゃんやおばあちゃんの路上スナップ写真を撮る活動や生きがいを語り合うイベントなど、「生きがい」をPRする活動を行っています。今日はありささんに会えるのを楽しみにてきました!
ありがとうございます! さっそくですが、インタビューさせていただきたい思います。最初に、ありささんの人生に大きく関わる「骨髄の病気について」お聞きしてもよいでしょうか?
実は、わたし自身の病気のことをカミングアウトしたのは最近なんです。それまではあまりオープンにはせず働いてきました。
10代で骨髄の病気を発症ました骨髄で血液がつくれない病気なので、少なくとも1ヶ月に1~2回は輸血が必要で、かなり貧血の状態によくなる中、看護師として働いてました。
とても大変だったと思います。最初に看護師になろうと思ったきっかけはあったんでしょうか?
病気のこともあり、手に職をという考えで看護学校に行きましたが、正直、授業は真面目に勉強しておらず、奇跡的に国家試験に受かりました(笑)
看護師になれたのは奇跡だったんですね(笑)奇跡的に看護師になられた後は、どんな働き方をされたんでしょう?
看護学校卒業後は、病院で働き始めましたが、21歳で結婚、出産を機に退職しました。その後、介護施設、産婦人科クリニックなど時間の融通が利く職場に復職して働いていましたが、病気のこともあり、ずっと病院で働く以外の仕事として、起業を考えるようになり、日中の時間を有効活用したいと考え、夜勤専従という働き方で病院、地域の看護ホスピスなどでも勤務してきました。
看護ホスピスに関心があるんですが、どんな感じの職場でしたか?
私が働いたのは、一軒家のようなアットホームな地域の看護ホスピスなのでうが、「人が生きる一生の最後」に関わる貴重な経験をしました。実際に一生の最後では、看護師としてできることは限られていて、「家族さんとの時間」や「好きなことができること」がとても大事だと感じました。その施設では病院と違い、お酒もたばこもあり、好きなことができました。「人生を好きに生きる」そういった生き方が、いまの私の生き方にも影響を与えているかもしれません。
病院と違って、お酒やたばこもいいんですね!?好きに生きれるという環境はまた現在は2児のママでもあり、なんと!!社長さんでもあるということですが、なぜ起業されたのでしょうか?
将来のこともあってお金のことを勉強し始めた頃に2000万円ほど騙されまして(笑)看護師として働くだけでは到底お金が足りなかったというのがきっかけです。
2000万円?!笑顔でさらっとですが、、かなり高額なお金です。。。
その失敗があったから今があります。失敗をたくさんすることをおすすめします(笑)
わたしも、もっといろんなことに挑戦したいと思います!会社の事業としてはどんなことをされてきたんですか?
営業会社、お金のスクール、起業塾等、いろんな事業をしてきて上手くいかない事もありましたが、今は不動産業、医療従事者の為の資産形成、メタトロンセラピスト看護師の育成、オンラインサロンを運営しています。私が世間知らずでお金のことで騙されたので、まわりの医療者の人や一般の方にもしっかりとお金の知識をしってもらいたいと考えています。
わたしも将来起業したいのでまた色々と勉強させてほしいです!そんな敏腕経営者でもあるありささんが今回、クラウドファンディングでなんと!!アーティストへ挑戦!されるということですが、これまたどういった内容なんでしょうか?
アーティストへ挑戦する詳細については、「
クラウドファンディング応援ページ」にも公開させていただいているのですが、今年1月に入院して手術をしたのですが、その時は落ち込みました。毎日いつ何が起こるかわからない状態ですが、でも、それは私だけが特別なわけではなく、すべての人に言えることだと思います。生きたいけど生きれない人もいる。自分らしく全力で生きる事で一人でも多くの人たちに勇気と希望を与え、背中を押したい。そのために自分自身挑戦し続けたいという想いから入院中に描いた詩を歌にして届けるプロジェクトをまわりで支えてくれる仲間と立ち上げることにしました。
(詩をありささんに見せてもらい感動)クラウドファンディングが成功すると、この歌をありささんの誕生日LIVEとして、9月30日に聴けるんですね!とても楽しみです!
今の時代誰だって挑戦できる時代だと思うんです。
「カメラを止めるな!」という映画ご存知ですか?低予算で無名の監督、無名の俳優ですが、その内容が素晴らしく今注目の映画なんです。何が言いたいかというと、「本物であること」「情報発信ができること」この2つがあれば誰でもやりたいことをカタチにできる時代なんです。無謀だと笑われるかもしれませんが、このプロジェクトの次は映画化にも挑戦したいと考えています(笑)
ありささんのお話しを聞いていると勇気をもらって未来にワクワクした気持ちになります。最後に、読者の方にメッセージがあればお願いします!
私は、ナース、結婚、子育て、経営、アーティスト等沢山の経験を通して、『看護師』としての自分だけでなく、1人の人間として何をメッセージできるのか、何に命を使うのかがやっと見えてきた気がします。 今は、1人1人が発信する時代。毎日起こる全ての出来事に、無駄は一つもないと思っています。熱狂できる何かを見つける為に、挑戦し続けて欲しいです。 どこかで皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。
ありささん、今日は素敵な時間を本当にありがとうございました!ありささんの生きがいを応援してます!
◆ありささんのクラウドファンディング応援ページ
https://greenfunding.jp/sams-up/projects/2343…
(インタビュアーの感想)
骨髄の病で入院を何度もしていたり、詐欺で多大な借金を背負ったこともあったりと、その波乱な人生において、さまざまな波を経験しているからこそ幸せを感じられるというメッセージが印象的でした。ありささんの幸せな、言葉では表しにくい素敵なオーラにこちらまで幸せな気分になりました!アーティスト活動を始動し、映画化も視野に入れて目指しているということで、これからのありささんの活躍が本当に楽しみです。
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神戸大学医学部保健学科看護学専攻を卒業後、地元京都で2017年より働く看護師。日々看護師として奮闘しつつも、将来的に自分が好きなダンス×健康の分野で起業をしたいという野望を抱いている。仕事の合間に資格取得や各種イベントに参加し、看護師としての多様な働き方について模索中。